蛍(しばらくはカワニナ)日記 16 特別編

チャットGPTに聞く!

Img_20220628_0002
◇飯綱町の自宅近くの水路に生息する蛍の数を増やす方法を教えて下さい。


蛍を増やすためには、以下のような方法があります。

水質の改善:蛍の生息に適した水質を維持することが重要です。水路に流れ込む廃水やゴミを減らすことで水質を改善することができます。

環境の整備:蛍は湿った環境を好むため、水路周辺の環境を整備することが必要です。水路周辺に植物を植えたり、落ち葉や枝などの自然物を置くことで、蛍が生息しやすい環境を作ることができます。

光害の軽減:蛍は光害に敏感で、明るい光に曝されることで生息が困難になります。水路周辺の街灯や家庭用照明を適切に設置し、光害を軽減することが蛍の生息にとって重要です。

蛍の保護:蛍は貴重な生き物ですので、適切に保護することが必要です。水路周辺での蛍の採取や、蛍に害を与える行為を行わないように注意しましょう。

以上のような方法を実践することで、蛍の生息数を増やすことができます。

◇蛍の餌となるカワニナの飼育と放流について教えて下さい。

蛍の幼虫はカワニナを餌として摂取することが知られています。以下は、カワニナの飼育と放流についての基本的な情報です。

【カワニナの飼育方法】

飼育水槽:カワニナは流れの緩やかな、底砂の敷かれた水槽で飼育します。水槽の大きさは、カワニナの数に合わせて決定します。

餌:カワニナは藻類を主に摂取するため、藻類が生えた石や枝などを水槽内に入れておきます。

水質管理:カワニナは水質に敏感な生き物ですので、定期的な水換えや水質検査が必要です。

温度管理:カワニナは温度に敏感な生き物ですので、水温が適切に保たれているか確認しましょう。

【カワニナの放流方法】

放流場所:カワニナは清流や池などの自然環境に放流することが望ましいです。

放流時期:カワニナは秋から冬にかけての水温が適した時期に放流するのが良いでしょう。

放流量:放流量は、放流場所の大きさや水量に合わせて決定します。適量を放流することが、生態系に与える影響を最小限に抑えることができます。

観察:放流後は、定期的に放流場所を観察し、カワニナが適切に生息しているか確認しましょう。

以上のように、カワニナの飼育と放流を行うことで、蛍の餌となるカワニナを増やし、蛍の生息数を増やすことができます。ただし、放流にあたっては、地元自治体や環境保護団体などの関係機関に事前に相談することをお勧めします。

◇蛍が成虫になるまでにどのくらいのカワニナが必要ですか?

蛍の成虫になるまでに必要なカワニナの量は、蛍の種類や生息環境によって異なりますが、一般的には以下のような目安があります。

日本の蛍の種類であるホタルの場合、1匹の蛍が成虫になるために必要なカワニナの量は、100匹程度と言われています。ただし、ホタルの生息環境によっては、この数値が変わることがあります。

また、蛍が生息する水域におけるカワニナの量は、その水域の広さや水量、流れの速さなどによっても変わってきます。ですので、カワニナを飼育し放流する場合は、その水域の状況に応じて、適切な量を確保するようにしましょう。

ただし、蛍の生息数を増やすには、単にカワニナを増やすだけでなく、水質や環境の改善など、複合的な対策が必要となります。また、カワニナだけではなく、他の水生生物も含めた生態系全体のバランスを考慮した対策を行うことが望ましいです。



*イーロン・マスクが株主を務めるOpenAI社の人工知能による解説です。

| | コメント (0)

蛍(しばらくはカワニナ)日記 15 特別編

カワニナ御殿

 現在、室内水槽には、カワニナの子貝が80個程の飼育されています。11月13日、親貝を入れて20個は、近所のM氏の金魚鉢に預け、冬の間の観察をお願いしました。井戸のあるお宅だし、私よりずっと若い方なので面白い発見もあるように思われます。

 さて、私の方と言えば、カワニナを室内で飼うために、部屋の1室を和室から洋室にリフォームするというDIYに挑戦することにしました。6帖の畳部屋と2帖の廊下を8帖のフローリング部屋に改築するという試みです。

Diy20221001
Diy20221007

  畳部屋6帖の方は、畳を剥がすと合板が表れ、その上に根太を打てばよいのですが、廊下2帖の方は、基礎の上に新たに根太を作り直して、畳部屋と同じ高さに仮の床を張って、その上に合わせて8帖一体になるよう再度根太を打つことにしました。そして、断熱材を入れて、合板を張ると8帖の床が出来上がりました。

Diy20221008
Diy20221009
 信州の冬は寒いというのに、床に全く断熱材が入っていないので、そう言えば冬の畳は冷たかったことを思い出しました。さらに、廊下側は床1枚下が直接地面であり、冷たいを通り越して痛かったなとも思った次第です。冬の間、廊下側に置いていた植木が枯れることがよくあったのも、当然ですね。もちろん、カワニナの水槽を置くためだけにリフォームを思い立ったのではなく、畳だと書棚が安定しないということが最初の動機です。しかし、何十年も改装しなかったのに、カワニナの水槽を置くということで、やっと着手できたのは、生き物飼育の功名とでも言えましょうか。不思議なものです。

Diy20221015
 合板の床にフローリングを張ると一応洋室らしくなりました。ただし、壁が砂壁となっていて、砂が床に落ちてくるのが非常に気になります。それではということで、壁に水性塗料を塗って明るい雰囲気の部屋にしてみました。こうなると、障子やサッシ窓なども気になりますが、これは来年取り替えようと思います。私のDIYについて、近所の人は工務店さんと呼びかけてきます。

Img20221202
 このような経緯があって、据え置かれたのが、カワニナの室内水槽(52cm×27cm×30cm)です。実質36ℓで、水を活性炭で綺麗にしながら循環させるタイプです。また水温20度設定のヒーターを設置し、氷点下の冬に対応させました。実際、子貝は水槽内を動き回っています。なお、LEDライトを設置したのは、老眼対策ですが、水草や珪藻などの成長も助けているようで、カワニナの餌不足も解消されます。降雪による曇天が続いても大丈夫です。気のせいか、カワニナは当初より大きくなっているようです。なお、給水ポンプの水流で、カワニナが活性炭辺りに吸い寄せられ、それでも生きています。活性炭交換の際に助けることにしていますが、かなり小さい子貝は多分私は気付かずに捨ててしまっているかもと思います…。

 春までは、このような状況が続きますが、よろしくお願いいたします。

| | コメント (0)

蛍(しばらくはカワニナ)日記 14

Photo_20221025091701
*浴衣姿の美人3人が蛍狩りをしている作品です。背景の川に屋根船が見えているので、隅田川の岸辺(東岸?)でしょうか。浮世絵では、蛍の舞う様子を空に星が瞬くごとくと喩えることがしばしばあります。本作品が、題名「星」の下で蛍を描いている所以です。なお、絵師の名に関して、作品中に「國貞改二代豊國画」とあり、改名時期が弘化元年(1844)なので、その頃の制作と推測されます。歌川(三代)豊国・大判三枚続『日月星ノ内 星』(有田屋清右衛門・国立国会図書館デジタルコレクション)


Img_20221020_0002
屋外飼育終了
 大型のカワニナ7個、中型4個から始まった飼育は、秋になって大型のカワニナが寿命なのか、バタバタ死んでしまって2個になり、中型4個とあわせて、計6個となりました。そして、水の入れ替えの際、水槽の外に落ちたカワニナを踏み潰してしまい、中型がさらに3個になってしまいました。しかしながら、これまでに子貝は増え続け、飼育4ヶ月で2000個を超えました。初回時500個を数え、その煩雑さから数えるのはもう止めようと思ったのですが、放流する数はやはり押さえておきたく、結局、2回目700個、3回目800個以上(水草や石に着いている子貝は指の感触では分かるのですが、老眼の目には焦点が合わないので、以上と表現しています。たぶん、100個単位だと思います)、総計2000個以上を数えることになりました。

Img_20221024_0001
 長野の東方連山(菅平、志賀高原)に雪が降り始め、里の最低気温も5度を割りそうなので、蛍の発生する堰に2000個以上は放流し、100個だけを室内水槽で養育することにしました。放流用の容器から水と一緒に流そうとすると、容器の底にぴたっと付いて、全く離れません。これだけの付着力があれば、堰の岩や石等にしっかり付いて生き抜いていくでしょう。真冬になるとどうなるか分かりませんが、放流時点(10月16日~24日)では、水槽の水温より堰の水温の方が暖かいと感じました。放流し終わった途端、冷たい雨が急に降ってきたので、慌てて帰宅しました。天気予想によると、山では降雪が予想されています。とはいえ、このまま一気に冬に突入するという訳ではなく、晩秋の好天の日々も再びあるでしょうから、カワニナ達が堰の環境に早く適応してくれることを願っています。

 ちなみに、孫と一緒に採ってきたカワニナ4個は、一週間もしない内に皆死んでしまいました。カワニナの採取は、秋ではなく、春の方が格段に良いことが確認できました。

| | コメント (0)

蛍(しばらくはカワニナ)日記 13

Tosei10kasen
*役者絵の三代豊国と風景絵の広重との競作です。夏を代表する牡丹の花を背景に、浴衣姿の十三代市村羽左衛門には蛍籠、同じく浴衣姿の四代市川小団次には団扇を持たせ、今盛りの花と人気役者の姿を重ね合わせる趣向です。羽左衛門は、定紋が「根上り橘」(ねあがりたちばな)なので浴衣の紋から特定ができます。家橘を経て五代目尾上菊五郎を襲名しますが、やはり、小団次より蛍が似合う名優だと思われます。歌川(三代)豊国・歌川広重『當盛十花撰 牡丹』(恵比寿屋庄七・安政5年3月・1858) 

 

Img2_0221016_0002
 台風が過ぎ去ったら放流だ! 
 次から次へと台風が日本に近づくかと思えば、急に寒くなる日々が続いたり、なかなかカワニナの子貝を放流する機会がなかったのですが、10月16日、日和もよく、蛍が生息する堰に500個程を返してきました。紅茶用の茶漉しで10個を1単位として数を数えるという、煩雑な作業を繰り返しました。この作業結果から推測すると、水槽にはまだ1500匹位はいるものと思われます。また、日を改めて、第2段目の放流をしたいと考えています。本来ならば、子貝ではなくて、親貝を放流したく、また、時期も春先でなければ大きな効果は期待できないと分かっているのですが、見切り発車でカワニナを飼育してしまった関係上、まだ未解決の問題があることから、管理できる数に減らすべく放流に至ったという訳です。 

Img2_0221016_0004
  懸案な問題は、信州の冬(寒冷・多雪)です。冬でも主要な堰には水が流されており、堰自体が完全凍結することはなく、大雪になっても雪の下には水流があるようです。しかし、自宅の戸外に置かれた水槽では、底まで確実に凍結してしまいます。そこで、室内の小さめの水槽に移し替えてカワニナを飼育するため、管理できる程度に数を減らさざるを得えないということです。カワニナは鑑賞するには趣がないので(?)、いっそのこと、メダカと一緒にでも飼ってみようかな。さすがに、子貝を産むことはないので、春まで室内環境でカワニナを観察してみようと考えています。その上で、少しずつ規模を拡大していければと思います。子貝を数千、数万個に増やすことは難しくはありませんが、親貝をそれだけにするには時間が必要です。 

 という訳で、蛍の生育している堰に再び1000個程のカワニナを放流してくるつもりです。ここの堰は他の場所と違って、底に石がゴロゴロあるので、カワニナはその石底で生きて行くに違いありません。他方、堰近くに胡桃の大木があり、これは蛍の飛翔には良いかもしれません。なお、茶漉しを使ってカワニナの子貝を数えるのは良いアイデアでしたが、古い茶漉し故、水溶器が紅茶色に染まってしまったのは失敗でした(笑)。次の放流ではカワニナの数は概算になろうかと思います…。

| | コメント (0)

蛍(しばらくはカワニナ)日記 12

Edomeishozue4_12_p18
 斎藤 幸雄・幸孝・幸成(月岑)・長谷川雪旦画『江戸名所圖會』巻之四(天保5年)の「落合土橋」に、次のような記述があります。すなわち、「この地は蛍に名あり。形おほいにして光も他に勝れたり。山城の宇治、近江の瀬田にも越えて、玉のごとくまた星のごとくに乱れ飛んで、光景もつとも奇とす。夏月夕涼(かげつせきりょう)多し」と(『新訂江戸名所図会 4』ちくま学芸文庫・1996、p147)。蛍の景勝地として「山城の宇治」とあって、前回の浮世絵作品『山城 宇治川蛍狩之図』がこれを写すものであることがよく分かります。同『江戸名所圖會』巻之四は、続けて「落合螢」の図版を掲載しており(『新訂江戸名所図会 4』p158~p159)、その中には、「この地の蛍狩りは、芒種の後より夏至の頃までを盛りとす。草葉にすがるをば、こぼれぬ露かとうたがひ、高く飛(とぶ)をば、あまつ星かとあやまつ。游人暮るるを待ちてここに逍遥し壮観とす。夜涼しく人定まり、風清く月朗らかなるにおよびて、はじめて帰路をうながさんとことを思ひ出でたるも一興とやいはん。永正十三年【1516】正月、後奈良院御撰『何會(なぞ)』 秋の田の露おもげなるけしきかな 蛍」という詞書があります。

 落合に本図版のような景色が展開していたとするならば、それは壮大な光の大イベントであったことでしょう。本図版中左頁のすやり雲の辺りに「上水川」という文字が見えます。これは、神田上水のことだと思われますが、神田川上流の「田嶋𣘺」、「氷川」神社の森なども描かれており、現在の新宿区・中野区にこのような景色が広がっていたことは想像しがたいです。大人も子供も、長い竹の棒を持って蛍を追いかけています。神田上水は玉川上水と並んで江戸庶民の水を支えており、その上流は、蛍が生息する程の清流地であったことが分かります。本図版を見ていると、堰、川の1本が清流であるだけでなく、一帯が清流地でなければ、これだけの蛍の乱舞を見ることは難しいということなのですね。

 ただし、蛍ではなくて、カワニナの観点から考えると、カワニナのためには豊富な餌が必要であり、おそらく、「落合」という地名から想像して、清流の神田川と栄養豊富な他の川とが落ち合い、淀んだ場所や十分な餌が確保できる環境があったに違いないと思います。

| | コメント (0)

«蛍(しばらくはカワニナ)日記 11